果物歳時記／ドラゴンフルーツ

カンポンボーイ（ＫＢ）と

ドリアンボーイ（ＤＢ）の

果物歳時記

（1998年9月25日）

ドラゴンフルーツ　竜の果物

英名：Ｄｒａｇｏｎｆｒｕｉｔ
学名：Hylocereus undatus Brit．et Rose

熱帯アメリカの原産

　マレー語で何と言うのか分かりません。ちょっと毒々しい色のドラゴンフルーツは、蔓のように育つサボテンの果実です。熱帯アメリカの原産で、ピタヤ(Pitaya)と同じです。

夕方から夜にかけて大きな花

　月下美人というサボテンの親類筋で、夕方から夜にかけて大きな花を咲かせます。大きめの松かさ状の果物です。赤い果実には三角形のうろこような赤色の皮がついています。くねくねと育つ緑のサボテンの茎を龍と見立て、その赤い果実を竜の目としたのです。それでドラゴンフルーツ(Dragon fruit)と呼ぶわけです。名前からして中国人が好きそうな果物です。

スプーンですくって種ごと食べる

（植物の図）
これはＤＢが石垣島の国際農林水産業研究センターで撮ったピタヤです。

　果実をたて半分に切ると、紅色でしなやかな厚い皮の内側には、白いみずみずしい果肉の中にゴマ粒状の小さな種が詰っています。スプーンですくって種ごと食べると良いです。甘酸っぱい味ですが、水代わりといったところです。ときどき、デパートの食品売場で売っていますが、値段は他の果物に比べると高く、１個７リンギットでした。ドラゴンフルーツはマレーシアでは栽培していないので、ベトナムから入って来るとのことです。